【2024年】お金がないときに家を売る方法とは？売却にかかる費用なども解説！

家や土地は購入時だけでなく、売却時にもお金がかかります。
生活が困難などの理由で家を手放す場合、十分なお金を用意できないこともあるでしょう。
今回は、お金がない時に家を売る方法について解説します。
愛知県稲沢市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

お金がないときに家を売る方法とは？

不動産を売り出すとなったら、大半の方が不動産会社に仲介を依頼するでしょう。
仲介のメリットは高値で売却しやすいことですが、不動産会社を通すと仲介手数料が発生します。
仲介手数料は物件の金額によって変動し、場合によっては数百万円かかることもあります。
その他にも諸費用がかかりますが、お金を用意できない場合はどうすれば良いのでしょうか。
ここからは、お金がないときに家を売る方法について解説します。

不動産会社に買取を依頼する

不動産の売却方法には、仲介と買取の2種類があります。
もっとも一般的なのは仲介による売却で、不動産会社を通して買主を探す方法です。
一方で買取は、不動産会社に直接土地や建物を売却することを言います。
買取は不動産会社を仲介として挟まないため、仲介手数料がかかりません。
売却にかかる費用を最小限に抑えられる点は、買取の大きなメリットと言えるでしょう。
また早くて1週間程度で現金化できるので、売却を急いでいる方にもおすすめです。
デメリットとしては、仲介に比べると売却価格が3割ほど安くなる点が挙げられます。
仲介手数料は節約できますが、手取り額は少なくなるということを理解しておきましょう。

任意売却をする

住宅ローンが残った状態で不動産を売却する場合、売却代金でローンを完済するのが一般的です。
ローンを組んで購入した不動産には、金融機関が自宅を担保にとる「抵当権」が設定されています。
抵当権が設定されたままだと不動産は売却できないため、ローンを完済して抵当権抹消手続きをしなければなりません。
住宅ローンの残債が売却価格を上回っている場合は、不足分を自己資金から捻出する必要があります。
しかしローンの返済が困難で不動産を売却する場合、不足分を現金で用意するのは難しいという方が多いのではないでしょうか。
不足分を用意できない場合やすでにローンを滞納している場合には、任意売却という選択肢があります。
任意売却とは、何らかの事情でローンを返済できない場合に、金融機関の承諾を得て不動産を売却することです。
任意売却により得たお金はローンの返済に充てられ、不足が出た場合は交渉次第で分割払いにすることも可能です。
全額がローンの返済に回されるため手元にお金は残りませんが、月々の返済負担が軽くなるため、生活の立て直しができます。

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家を売るお金がない時はどうする？売却にかかる費用について

不動産売却時には、仲介手数料のほかにもさまざまな費用がかかります。
つまり、家の売却価格から諸費用を差し引いた額が手元に残る額ということです。
ここからは、家の売却にかかる費用について解説します。

仲介手数料

仲介手数料とは、仲介を依頼した不動産会社に支払う成功報酬です。
仲介手数料には、以下のように法律で定められた上限があります。

• 200万円以下の場合：売却価格×5％＋消費税10％
• 200万円を超えて400万円以下の場合：（売却価格×4％＋2万円）＋消費税10％
• 400万円を超える場合：（売却価格×3％＋6万円）＋消費税10％

あくまでも上限なので、必ずしも上記の金額を請求されるわけではありません。
しかし、上限額を適用している不動産会社が多いため、上記の金額が相場と考えておきましょう。
仲介手数料は、売却にかかる費用のなかでも大きな割合を占めます。
仲介で家を売却する方は、仲介手数料がいくらくらいになりそうか事前に計算しておくと安心です。

税金

不動産売却により利益を得たら、譲渡所得税（所得税と住民税）を支払う必要があります。
譲渡所得税は家の所有期間によって税率が異なるため、計算する際は注意が必要です。
所有期間が5年を超える場合は20.315％、5年以下の場合は39.63％となり、所有期間が長いほうが税率は低くなります。
所有期間の判断基準は売却した日ではなく、売却した年の1月1日時点計算するため、間違えないよう注意しましょう。
また譲渡所得税のほか、不動産売買契約書に対して課税される「印紙税」も支払う必要があります。
印紙税は、不動産の売却価格によって異なるため、詳細は国税庁のホームページをご確認ください。

抵当権抹消費用

住宅ローンの返済中に不動産を売る場合は、先述したように抵当権の抹消手続きが必要です。
その手続きの際にかかる費用が「抵当権抹消費用」であり、金額は1不動産あたり1,000円です。
司法書士に手続きを依頼する場合は、手数料も含めて5,000円～2万円ほど必要と考えておきましょう。

その他の費用

仲介手数料や税金のほかにも、不動産売却時にはさまざま費用がかかります。
今住んでいる家を売る場合は、新居に移るための引っ越し費用が必要です。
引っ越し費用は荷物の量や地域などによって異なりますが、4～5人家族であれば約20万円が相場です。
また、住宅ローンの返済中に家を売る際は、一括繰り上げ返済手数料も支払わなければなりません。
繰り上げ返済手数料は金融機関によって異なるので、借入先の金融機関に確認しておきましょう。

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家を売る時にやってはいけないこととは？

売却する不動産が同じでも、売り方次第では高値売却に繋げることが可能です。
より好条件で不動産売却をおこなうためにも、家を売るときのコツを確認しておきましょう。

事前準備を怠らない

不動産売却では、事前準備が重要です。
事前準備とは、市場相場やローン残債の確認、資金計画の立案などです。
たとえば不動産の相場を知らないと、安く売り出して損をする可能性があります。
だからといって高値で売却すると、なかなか買主が見つからず、売れ残る原因となります。
また、市場相場だけでなく住宅ローンの残債を確認することも重要です。
先述したように、住宅ローンが残った状態では不動産を売却できないため、売却代金でローンを返済する必要があります。
残債を把握していないと、ローンを完済するにはいくら必要かがわかりません。
売却価格を決める際にも重要な情報となるため、残高証明書や返済予定表などで事前に残債を確認しておきましょう。

焦って売却しない

どの方法でも言えることですが、不動産は焦って売却せず、計画的に進めることが大切です。
「早く手放したい」と焦って契約を進めると、買主からの無理な値下げ交渉に応じてしまうなど、損をする可能性があります。
不動産売却にかかる期間は、仲介で約3か月～6か月、買取の場合は約1か月程度が目安です。
納得のいく不動産売却にするためにも、時間的な余裕を持ってスケジュールを組むようにしましょう。

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まとめ

不動産を高値で売却するには仲介がおすすめですが、不動産会社を通すと仲介手数料がかかります。
仲介手数料を節約してすぐに現金化したい場合は買取、ローンを滞納している場合は任意売却を検討すると良いでしょう。
また、仲介手数料のほかにも、税金や引っ越し費用などもかかるため、資金計画は入念に立てることが大切です。
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