2022-09-10
私が、実際お手伝いさせて頂いてた事例はさらに複雑な案件でした。
A:道路に接している土地をAさんがご所有 地目 畑 60㎡
B:道路に接していない土地をBさんがご所有 地目 宅地(既存宅地) 120㎡
C:AさんとBさんの土地をCさんが購入して住宅を建てたい。
ステップ①
AさんとCさん、BさんとCさんにて売買契約締結。
ステップ②
AさんとBさんの土地を確定測量
ステップ③
Aさんの畑を通路部分(20㎡)とそれ以外の部分(40㎡)に分筆
ステップ④
Aさんの通路部分を農地転用申請及びAさんの通路+Bさんの既存宅地にて建築許可申請。
ステップ⑤
Aさんの通路以外の部分をCさんの建築後の駐車場用地として農地転用申請。
ステップ⑥
④⑤の許可が無事受理され、お引渡し。
ここでのポイントは、往路に接している土地と接していない土地のご所有者が別々の為、調整が必要でした。また、Aさんとしては、通路以外の土地が売買対象から外れるのは困るので、通路以外の土地もCさんに購入いただく必要がありました。先記の農地転用許可基準の一般基準Bには、申請する農地の面積が、事業の目的からみて適正でない場合は不可とあります。このケースで幸いしたのが、①Aさんの通路以外の面積がそれほど広くない。②Bさんの既存宅地も広くなく、住宅を建築すると駐車場が足りない。この2点でした。通路以外の土地、既存宅地の土地、いずれかが広かった場合は許可されなかった可能性が高いです。今では、Cさん宅が無事完成しお住まいになっています。
道路に接していない既存宅地であっても、接道義務を果たすための通路部分を確保できれば建築は可能です。道路に接する土地が農地の場合であっても、農地転用許可を取得することができる可能性はあります。農地に囲まれた既存宅地をご所有の場合であっても、売却をあきらめず、一度、ハウスドゥ155号稲沢にお気軽にご相談ください。
【あわせて読んで欲しい!人気の記事はこちら!!】
部署:代表取締役
資格:宅地建物取引士・一級建物アドバイザー・不動産キャリアパーソン・空き家マイスター・住宅ローンアドバイザー
この仕事は『ありがとう』が溢れています。お取り扱いする商品が高価であるため、責任が重くプレッシャーが大きい仕事です。ただ、それ以上に、『良い物件を見つけてくれてありがとう!!』『早く売却してくれてありがとう!!』『困ってる不動産の問題が解決できてありがとう!!』など。お客様から本当にたくさんの『ありがとう』を頂きます。地域の不動産業者にしかできない仕事で街づくりに貢献していきたいです。
【2024年リニューアル】市街化調整区域とは? この記事の執筆者 このブログの担当者 渡邉 友浩 株式会社不動産トータルサポート代表取締役 岐阜...
2024-06-04
【稲沢市不動産】青地とは?青地とは、法務局に備え付けの公図で青色に色付けされた部分で、国有地である水路や河川敷のことを示しています。【青道】ともいいます。公図の色付けには意味があり、赤色/道...
2022-09-18
【2023年版】市街化調整区域の雑種地に家は建てられるか? 市街化調整区域の農地を買ってお家を建てるのはハードルが相当高いことは、稲沢市で土地探しをされている方は一度は耳にされたこ...
2022-10-04
【2023年版】稲沢市 市街化調整区域|新宅地ってなに?以前、市街化調整区域の雑種地について投稿させて頂きました。この雑種地と理屈は同じなのですが、なかなかご理解いただきにくいのが【新宅地】...
2022-10-08
土地選びでは利便性や快適さが重視されがちですが、安全であるかどうかも重要です。土砂災害のリスクが高い土地は、土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域に指定されていることがあります。そこで今回は、土地の売買を検討している...
2025-06-17
近年の盛土規制法の施行により、宅地造成に関する基準が厳格化され、不動産売却にも大きな影響が出始めています。特に切土や盛土を含む造成地を所有している方は、法改正によって売却が難しくなるのではと不安に感じているでしょう。土地...
2025-06-07
相続などによって長年放置された所有者不明土地は、全国的に増加しており、地域の開発や整備の妨げとなっています。この問題に対応するため、2024年に民法および不動産登記法が改正され、所有者不明土地の低減に向けた罰則規定が設け...
2025-06-07
売却予定の土地が、ハザードマップで「要注意エリア」に指定されている場合、買主にどう影響するのか不安になる方も少なくありません。そんなときに知っておきたいのが、「ハザードマップの見方」と「リスクへの正しい向き合い方」です。...
2025-05-29
老朽化した空き家を前に、このまま放置してよいのかと不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。空き家は放置するほどリスクが高まり、最終的には行政からの指導対象になる可能性もあるため注意が必要です。本記事では、空...
2025-06-16
【目次】・空き家を売却する前に知っておくべき基本ステップ ・売却の流れを知る ...
2025-01-01
【2024年】空き家売却で失敗しないための注意点と成功法!相続した空き家を売却する際には、様々な注意点があります。本記事では、その注意点を詳しく解説し、スムーズな売却を実現するためのポイントをお伝えします。↓↓不動産売却...
2024-12-30
稲沢市国分小学校区で空き家を相続された方にとって、その不動産の管理は頭を悩ませる問題かもしれません。空き家を有効活用するために、売却という選択肢を考えてみませんか?↓↓不動産売却のお悩みを不動産トータルサポートと解決し...
2024-10-25
【2024年】市街化調整区域の不動産売却!成功の秘訣と注意点とは?市街化調整区域にある実家を売却したいと考える方は多いでしょう。しかし、このエリアの不動産売却には特有の知識が必要です。市街化調整区域の特徴や制約を理解する...
2024-12-30
【2024年】市街化調整区域の実家売却成功の秘訣とは?ポイント徹底解説!市街化調整区域にある実家の売却を考えている方へ、その特徴と売却のポイントを解説します。市街化調整区域は一般的な市街地とは異なり、売却には特有の注意点...
2024-11-25
2024年リニューアル|ショック!自宅の一部が既存宅地でなかった事例(市街化調整区域)稲沢市、清須市の不動産売買専門店 ハウスドゥ 155号稲沢(株)不動産トータルサポート、代表の渡邉友浩です。私がご担当させて頂く案件の...
2024-06-04
2024年リニューアル|市街化調整区域にある土地や住宅は売れるのか?稲沢市、清須市の不動産売買専門店 ハウスドゥ 155号稲沢(株)不動産トータルサポート、代表の渡邉友浩です。いつもブログを読んでいただきありがとうござい...
2024-06-04