2023-12-12
稲沢市にある「平和町」の不動産を売却しようとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし田畑も残るような郊外の不動産は売却できるのか、不安になることもあるかと思います。
この記事では稲沢市平和町で不動産売却をお考えの方に向けて、町の特徴や地価、人口動態について解説いたします。
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不動産を売却する際には、その土地の不動産がどんな方に売却しやすいのか、町の特徴を把握しておくことが重要です。
ここでは稲沢市平和町の特徴をご紹介いたします。
平和町のある「稲沢市」は、名古屋市の北西部に位置する人口約13万人の街です。
JR東海道本線や名鉄名古屋本線が通っていることから、名古屋駅まで15分ほどで通勤・通学できます。
また名古屋市内よりも賃貸物件の家賃や地価が割安なので、名古屋市のベッドタウンとして人気です。
実際、朝の稲沢駅や国府宮駅は、多くの名古屋へ通勤・通学される方に利用されており、名古屋で働きながらも郊外の稲沢市で暮らす方も多いことが伺えます。
市の西部には木曽川が流れており、その河畔には自然や運動を楽しめる大きな公園があるので、日常のなかで自然を感じることもできます。
平和町は、稲沢市の中西部にある町です。
元々は中島郡平和町というひとつの町でしたが、合併によって稲沢市へと編入されました。
ベッドタウン化が進んでいますが、町内にはまだまだ田畑が多く残っており、郊外らしいのどかな雰囲気を感じられます。
田畑のなかには住宅がまとまって点在しており、とくに一戸建てが多いため、住宅街のなかも静かです。
一方、町内には化学製品や薬品の工場、物流センターなどが立地しており、工業や運送業の働き口があります。
また「名鉄尾西線」が通っているため、愛知県有数の都市である一宮市への通勤が可能なほか、一宮駅や津島駅で乗り換えれば、名古屋市への通勤・通学も可能です。
とはいえ郊外なので、買い物や子どもの送迎などの日常生活には車が必要です。
しかし幹線道路沿いには郊外型のスーパーマーケットやホームセンターが点在しているので、日常の買い物が不便すぎることはありません。
以上のように、平和町には静かに暮らせる郊外らしい環境が整っており、名古屋へ通勤される方や静かな環境を求める方には、売れる可能性があるといえます。
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不動産を売却するにあたって、常に気になるのが「いくらで売れるのか」ということではないでしょうか。
とくに郊外の土地の場合、希望する価格で売れるのか、不安になりますよね。
ここでは稲沢市平和町の地価とその動向、不動産売却への影響を解説いたします。
まず2023年における稲沢市平和町の地価は、以下のようになっています。
※上記の数字は稲沢市平和町の公示地価と基準地価の総平均を記載しております。
※参考://tochidai.info/area/heiwacho/
まず地価総平均は1㎡あたり4万6500円、坪単価は15万3719円となっています。
この数値は、愛知県西部の木曽川に近いエリアとしては平均的な値です。
隣接する祖父江町や津島市勝幡町なども同じような地価になっています。
ただし町内でも価格差はあり、名鉄尾西線の沿線では比較的高い地価を示しています。
一方で田畑が多い町の東部など、駅から離れた場所では1㎡あたりの地価が4万円を切る場所も。
不動産を売却する場合は、その不動産周辺の地価を事前に調べておきましょう。
また変動率は-0.49%となっていますが、そもそも平和町ではバブル崩壊以降、30年にわたって地価の減少傾向が続いています。
これは全国的な現象で、都心の不動産価格は大きく上昇する一方、郊外の不動産価格は下落が続いています。
理由は少子高齢化で、郊外から都市への人口流出が続いているため、不動産価格が二極化しているのです。
しかし下落は続いているものの、毎年の減少幅は緩やかなので、今後も急激に地価が変動する可能性は低いと考えられます。
短期的な視点で見れば変化は少ないので、地価が不動産売却に与える影響については、それほど気にする必要はないといえるでしょう。
一方で地価がそれほど高くないということは、買い手にとっては魅力的なポイントでもあります。
とくに郊外のベッドタウンの場合、都心部よりも安い価格で住宅を購入しようと考えている方は少なくありません。
そのため郊外で手頃に不動産を購入したいと考えている方に向けては、売却しやすくなる可能性があります。
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また不動産が今後売れるかどうかを調べるうえでは、その町の人口が減るのか増えるのかといったポイントも重要です。
なぜなら不動産の需要や価格は、人口の増減に大きく左右されるからです。
ここでは稲沢市平和町の人口動態とそれによる不動産売却への影響を解説いたします。
まずは平和町がある稲沢市全体の人口推移を見ていきましょう。
稲沢市の人口は2005年の13万6,965人を境に減少を始め、2023年11月時点では13万3,709人と、ピークから3,000人ほど減少しています。
そして今後はさらに減少が加速し、2040年には11万1,867人まで減少すると推計されています。
このことから、稲沢市全体においても少子高齢化の影響は避けられず、これから人口は減っていくといえるでしょう。
続いて、人口動態を平和町に絞って見ていきます。
2023年11月時点での世帯数は4,922世帯、人口は12,152人となっています。
一方、前年の2022年11月時点においては、世帯数が4,894世帯、人口が12,242人となっています。
世帯数自体は増えているものの、人口が減っているため、単独世帯や核家族世帯が増えていることが予想できます。
しかしその分、アパートやマンションの需要も増えていると考えられるので、不動産投資向けに売却することも可能です。
稲沢市のようなベッドタウンにおける不動産需要を調べる場合、他の自治体から移住してくる転入数や、反対に他の自治体に出ていく転出数についても見ておくことが重要です。
稲沢市では、平成26年10月時点での人口に対する過去1年間の転入者数の割合は3.68%となっており、一定数転入者がいることが伺えます。
また近隣自治体との転入元の内訳を見ると、名古屋市や岐阜県、三重県などからの転入が超過しており、ベッドタウンとして機能しているといえるでしょう。
一方で近隣の中核市である一宮市や、東京・千葉・神奈川などの首都圏近郊へは転出超過が見られます。
これは郊外でもより便利な街へ移る方や、首都圏のような大都市へ移住する方が一定数いるからだと考えられます。
そのため便利さよりも落ち着いた環境を重視して、名古屋市近郊で住まいを探している方に向けて、売却を進めると良いでしょう。
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稲沢市平和町は、田畑が残るのどかな景観のなかに、ゆとりのある一戸建てが立ち並ぶ、名古屋市のベッドタウンです。
地価は減少傾向ですが、大幅に下落することはなく、かつ買い手にとっては手頃な価格が魅力になります。
また人口も減少していますが、名古屋市内や東海圏の地方都市からは転入超過となっているため、名古屋市郊外で住まいを探している方にとっては売却しやすいといえるでしょう。
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